~「還暦会」から「緑寿の集い」へ ~
役員会及び本部総会において、還暦会から緑寿の集いへの移行が承認されました。
◎緑寿の由来
緑寿(ろくじゅ)は数え年66歳の長寿のお祝いとして、日本百貨店協会が2002年9月に提唱した新しい概念です。
商業的主義な側面があるものの、まだ他の長寿のお祝いほど浸透してはいませんが、これから先「緑寿」にも様々な時代の意義や意味が盛り込まれていくと思われます。室町時代に定着した長寿祝いは「還暦(数え年60歳)」「古希(数え年70歳)」「喜寿(数え年77歳)」「米寿(数え年88歳)」の4つで、そのうちの喜寿は、語呂合わせから発生した日本独自の長寿祝いでした。その後に生まれた「傘寿(数え年80歳)」「卒寿(数え年90歳)」「白寿(数え年99歳)」「百寿(数え年100歳)」の長寿の祝いは、江戸時代に広まっています。
21世紀に入って誕生した緑寿もまた、年齢の「66」を「緑緑(ろくろく)」と見立てた「緑緑寿」の語呂合わせを簡略化した祝名です。
定年制度が65歳に引き上げられ、男女とも平均年齢が80歳を超えました。数え年の66歳は、現役世代から高齢世代へと変わる節目の年齢にあたりますが、健康寿命も延びる中、まだまだ現役!という方も多くなっています。この節目をリタイアではなく、新たな社会活動へのスタートと捉え、「高齢世代の新たな出発を祝う」という趣旨で提唱されたのが「緑寿」です。語呂合わせであてられた「緑」は、若々しいエネルギーをイメージする色です。
また、この「緑」には、地球規模のテーマである環境問題も背景として意識されています。緑寿の集いは、エコロジーやリサイクルなど、現役世代の忙しい時には向き合えなかった環境意識と向き合い、人生の節目に次の世代に受け継ぐ未来環境について考えるきっかけとしての意味もあります。
本部同窓会総会は毎年6月に開催しております。400人から500人規模で盛大に開催している学校は本校だけと自負しております。
その本部総会の活性化事業の一つが「還暦会」です。「還暦会」は、"その年に還暦を迎える学年の卒業生たち"が"その年に限り組織する"会で、卒業生が還暦を迎え、昔の同期・同級の仲間と再会し、母校を肴にして語り合うひと時となればとの企画です。
また、この企画により音信不通であったかつての仲間との再会のきっかけとなることも願っています。「還暦会」の案内は、同窓会で住所を把握している方に郵送しています。ぜひ多くの方に集まっていただき、母校の総会も盛り上げていただきたいと考えています。
今後は「還暦会」から「緑寿の祝い」へと移行することとなりますが、時期が近くなれば該当者の方々へ案内をお出ししますので、是非ご出席下さい。
▼令和元年度の還暦会の写真です。ご参照ください。